『殉職した親父の後を継ぎ、自分も刑事になった主人公。
同じ仕事場でのフィアンセとの結婚が間近に迫る日々の最中に
突如、思いがけない人物によって射殺されてしまう。
意識が途切れた後――主人公はなんと「幽霊」になっていた。
無念を晴らす為、
幽霊である主人公が唯一見える同僚の早川と組んで
自分を殺した人物……上司の動機を暴いていこうとする。
しかし、その上司が密室部屋で何者かに殺されて……!』
本の帯に『本格ミステリーと純愛ラブストーリの協奏曲』とあります。
本格ミステリーといえば、この著者有栖川 有栖は有名ですが、
この本に限っては「他の作品とかなり異色だなぁ」と思われます。
推理モノとしてなら初心者の方が読まれたら良いかもしれません。
(2001年度 本格推理なんたらベスト10に入ってるようですけど)
どちらかというと純愛ラブストーリの色が多少強いです。
唯一、主人公と対話できる早川が少しおとぼけた性格でイイ味を出してて
物語を引き立ててます。
物も触れられず、誰にも家族や恋人にも全く認識してもらえない。
けど、ここにいるんだよ――という主人公(幽霊)の葛藤が鮮明に伝わってきて
最後は本当に感動しました。号泣。
私の読んできた本の中でベスト中のベストです。
単行本 有栖川 有栖 講談社 ¥1,890
文庫 有栖川 有栖 講談社 ¥770 ←結構分厚いです
同じ仕事場でのフィアンセとの結婚が間近に迫る日々の最中に
突如、思いがけない人物によって射殺されてしまう。
意識が途切れた後――主人公はなんと「幽霊」になっていた。
無念を晴らす為、
幽霊である主人公が唯一見える同僚の早川と組んで
自分を殺した人物……上司の動機を暴いていこうとする。
しかし、その上司が密室部屋で何者かに殺されて……!』
本の帯に『本格ミステリーと純愛ラブストーリの協奏曲』とあります。
本格ミステリーといえば、この著者有栖川 有栖は有名ですが、
この本に限っては「他の作品とかなり異色だなぁ」と思われます。
推理モノとしてなら初心者の方が読まれたら良いかもしれません。
(2001年度 本格推理なんたらベスト10に入ってるようですけど)
どちらかというと純愛ラブストーリの色が多少強いです。
唯一、主人公と対話できる早川が少しおとぼけた性格でイイ味を出してて
物語を引き立ててます。
物も触れられず、誰にも家族や恋人にも全く認識してもらえない。
けど、ここにいるんだよ――という主人公(幽霊)の葛藤が鮮明に伝わってきて
最後は本当に感動しました。号泣。
私の読んできた本の中でベスト中のベストです。
単行本 有栖川 有栖 講談社 ¥1,890
文庫 有栖川 有栖 講談社 ¥770 ←結構分厚いです